Rhinoモデルの見え方カスタマイズ
同じモデリングでも見せ方次第でコミュニケーションできる情報は変わります。
小ネタ集のようになってしまいますが、どのようにモデルを見せるか?
Rhinoの場合について書いてみようと思います。
「図面を描く時間はない」「レンダリングするほどのものではない」というような所内打ち合わせなどで使えるTipsです。
一部だけ透かす
本当は透明ではないものでも内部や裏側を見せたいときがありますよね。
とはいえ、全部を半透明にするとごちゃごちゃと線がうるさくなりがちです。
そんなとき使うコマンドはSetObjectDisplayMode。
たとえば。
- 屋根だけを選んで
- SetObjectDisplayModeコマンドを実行
- Modeをクリック
選択肢が出てくるので選びましょう。
Ghostにすることができます。
やったね。
一度設定してしまったものはClearAllObjectDisplayModesで元に戻します。
ALLとついていますが、個別に解除する場合もすべて解除する場合も同じコマンドです。
一部だけ色付け
「どこの話してるの?」などと言われないために。
大事なところだけ色を付けましょう。
一度すべてのオブジェクトをグレーにしてもいいのですが、
戻すときに「レイヤの色なのかオブジェクトごとの色なのか」
でトラブルが起きたりします。
一工夫してみましょう。
オプションの設定にもよりますが、
デフォルトではLockでオブジェクトの色がグレーになります。
- 強調したいものを選んで
- Invertして
- Lock
やったね。
これで大事なところだけ色付きになりました。
Unlockで元通りの表示になります。
設定を変えることで、レイヤ単位でも反映することができます。
これを使いたいのでレイヤーの色としてグレーを使うのは非推奨という考え方もあります。
Edgeを見やすくする
色と表示のモード(ワイヤーフレーム、ゴーストetc.)にもよりますが、
ぱっと見のエッジがわかりにくくなることがあります。
設定の奥深くにあるエッジの色を指定します。
やったね。
モデルを回転してお茶を濁す
会議中にみんな悩んでしまって沈黙。
大型ディスプレーには静かにモデルが映し出されている…
コマンドTurntableと打ってください。
モデルが回る(だけ)。
やったね。